立ち上がる瞬間に膝が重く感じる方は、膝だけで体重を持ち上げる「膝主導の立ち上がり動作」になっている可能性があります。本来、立ち上がりは股関節と体幹が連動し、膝に過度な負担がかからないように全身で支える仕組みになっています。しかし、猫背・骨盤後傾・反り腰などの姿勢のクセがあると、股関節がうまく使えず、膝だけで体を持ち上げる形になりやすく、結果として膝の重さや張りが出ます。特に骨盤が後ろへ倒れる後傾姿勢では、太ももの裏側が硬くなり、股関節の前傾がつくりにくくなるため、立ち上がりのたびに膝へ負担が集中します。産後の方は腹圧が低下しやすく、立ち上がる際に骨盤が後ろへ倒れやすい傾向があり、膝の重さを感じやすくなります。シニアの方は太ももの筋力が低下し、膝で体重を支えるクセが強まりやすく、立ち上がり動作が重く感じられることがあります。改善のポイントは「立ち上がる前に骨盤を立てること」です。みぞおちを上へ伸ばし、股関節から軽く前へ倒れるようにすると、太もも全体が使いやすくなり、膝の負担が減ります。膝の重さは筋力不足だけが原因ではなく、立ち上がり姿勢の使い方によって起こることが多いため、姿勢改善が効果的です。日常の立ち上がり動作を見直すことで、膝の重さが軽減し、動作が安定しやすくなります。
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