きそろ
日本料理
根津駅から徒歩4分(260m)
この日は、文京区の「木曽路」でしゃぶしゃぶと和会席のコースを堪能してきました。ゆったりとした個室に通され、上品な雰囲気の中で始まる和の時間。お箸を手にした瞬間から、期待が自然と高まります。 まず運ばれてきたのは、前菜の五種盛り。筍の木の芽和えは春の香りがふんわりと立ち、ほろ苦さが心地よく、手まり寿司はふんわりと酢飯がほどけて、優しい甘みが舌に残ります。ひとつひとつに季節を感じられる、小さな喜びが詰まったひと皿でした。 次に登場したお造り三種は、どれも見た目から艶やかで、鮮度の良さが伝わってきます。鯛の白身はキリッとした歯ごたえと甘み、マグロはねっとりとした舌ざわりで赤身でも旨味がしっかりと感じられました。醤油をちょんとつけるだけで、素材の味がふわっと広がっていきます。 メインのしゃぶしゃぶは、霜降りの国産牛。薄切りのお肉をさっと湯にくぐらせると、ほんのりピンクに染まり、口に運んだ瞬間にとろけるような食感。旨味と脂の甘みがじんわり広がり、昆布だしの優しさと相まって、思わずため息が出る美味しさでした。 お鍋には野菜とつくねも一緒に。白菜はシャキシャキ感が残っていて、春菊の爽やかな苦みと共に、お鍋の出汁に奥行きを加えてくれます。つくねは肉感しっかりで、噛むほどにじゅわっと肉汁が溢れ、出汁に溶け出すことで鍋全体がさらにまろやかに。 そして、締めは鍋の旨味を吸ったうどん。つゆがしっかり染み込んでいて、ほどよいコシと柔らかさが一体になり、最後まで丁寧に味を楽しめました。 「木曽路」の料理は、どれもバランスがよく、素材の持ち味を大切にした味付け。しゃぶしゃぶはもちろん、懐石の品々もすべてが安心して身をゆだねられるおいしさ。ゆったりと語らいながら過ごす時間にぴったりの、落ち着いた和の晩ごはんでした。
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