アキレス腱周辺に生じる痛みや腫れは、放置すると重篤な状態を招く恐れがあります。銀座で約40年、元日本柔道整復師会学術委員としての経験を持つ柔道整復師が、その原因と症状を解説します。
■ 原因と病態
アキレス腱周囲炎は、スポーツによる過度の負荷や、下肢の柔軟性低下、不適切な動作の繰り返しによって生じます。特に30代以降は腱の変性が進みやすく、小さな負荷でも微小損傷が発生します。さらに重度な外傷としてアキレス腱断裂があり、これは腱が完全に連続性を失った状態を指します。
■ 症状と応急処置
歩行開始時の痛みや、腱を指で挟んだ際の圧痛、熱感、腫脹が代表的です。断裂の場合は、足首に力が入らず、つま先立ちが不可能になります。急な痛みが生じた際は、RICE処置(安静、冷却、圧迫、挙上)を速やかに行い、炎症の拡大を防ぐことが重要です。
■ 国家資格者としての実務
柔道整復師は外傷処置を専門とする国家資格者です。当院では徒手検査を用いて、炎症の程度や断裂の有無を確認します。当院はリラクゼーション店とは異なり、解剖学的知見に基づいた判断を行います。精密検査や手術が必要な症例に対しては、提携病院の整形外科へ速やかに紹介し、医師との医療連携を図ることを徹底しています。
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