水泳、特に平泳ぎの動作において膝の内側に痛みが生じる「平泳ぎ膝」は、解剖学的には膝関節の内側側副靭帯(MCL)に過度な外反・外旋ストレスが加わることで発生します。当院では、銀座の地で約40年、多くのアスリートや市民スイマーの膝を拝見してまいりました。元日本柔道整復師会学術委員としての知見に基づき、その病態を詳説します。
平泳ぎのキック動作は、膝を深く曲げた状態から急激に蹴り出す際に、膝が内側に入り込む(外反)と同時に、足首を外側に返す(外旋)動きが組み合わさります。この「煽り足」の動作が、膝の安定を司る内側側副靭帯を過剰に伸展させ、微小断裂や炎症を引き起こす原因となります。これは、以前解説した「ジャンパー膝」や「ランナー膝」とは異なる、平泳ぎ特有のバイオメカニクスによるものです。
応急処置と判断の基準
急性期の痛みが生じた際は、まずRICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)が基本となります。特に冷却は、炎症の拡大を防ぐために重要です。しかし、膝の屈伸時に「カクン」という異音や、歩行時の不安定感がある場合は、半月板損傷を合併している可能性も否定できません。
臨床家としての実務と倫理
当院では、国家資格を持つ柔道整復師として、徒手検査による損傷程度の見極めを徹底しております。単なる軟部組織の疲労なのか、あるいは靭帯の完全断裂が疑われる重症例なのか。私たちは、柔道整復師の職分と倫理観に基づき、当院での処置範囲を正確に判断します。骨損傷や重度の靭帯損傷が疑われる場合には、速やかに提携病院(整形外科)へ紹介し、レントゲンやMRIによる精査を依頼する体制を整えております。
当院は、一時的な慰安を提供するマッサージ店ではありません。約40年の歴史の中で培った臨床知見を軸に、痛みの原因を構造的に捉え、機能回復を目指す実務の場です。
現在、当院では情報の主軸をGoogleマップへ集約しております。Googleマップ上の「最新情報」にて優先的に公開しております。「原田接骨院 銀座」で検索いただき、詳細をご確認ください。エキテンで当院を知っていただいた皆様に、正確な知見をお届けしたいと考えております。