家ではできるのに、外では止まってしまう中学生の「見えない理由」
(前編)
「家ではできているのに、
どうして外ではできないのでしょうか」
そんなご相談をいただくことがあります。
家では、落ち着いて取り組める。
説明すれば理解もできている。
けれども、
テストになると書けない。
学校では発言できない。
少し難しくなると、止まってしまう。
そんな様子を見ると、
「本当に分かっているのかな」
「やる気の問題なのでは…」
と感じてしまうこともあるかもしれません。
けれども、
長く子どもたちと関わっていると、
ある共通点が見えてきます。
それは、
「できていない」のではなく、
「つながっていない」
という状態です。
知識はある。
理解もしている。
けれども、
それが自然に出てこない。
必要な場面で使えない。
つまり、
「知っている」と「使える」の間に
少し距離がある状態なのです。
このとき、
お子さまの中では、
点としては
理解できているのに、
それが線として
つながっていない。
そんな状態が起きています。
そして思春期になると、
「間違えたくない」
「どう見られているかが気になる」
という気持ちも重なり、
つながっていない部分で、
止まりやすくなってしまいます。
この状態は、
決して特別なものではありません。
多くの中学生が、
この「見えにくい段階」を通っています。
さらに言えば、
外では緊張や周囲の目があるため、
「つながり」が弱い部分ほど
表に出にくくなります。
そのため、家ではできていたことが、
外では急に難しく感じられるのです。
では、どうすれば
「知っている」から「使える」へと
つながっていくのでしょうか。
後編では、
この「つながり=回路」がどのように育つのか、
具体的な関わり方についてお伝えいたします。
家ではできるのに、外では止まってしまう子の「見えない理由」
(後半)
では、この「回路」とは、
どのようなものなのでしょうか。
簡単に言えば、
「知っていることを、
自然に使えるようにつなぐ流れ」です。
中学生になると、
覚える量も増え、
理解のスピードも求められ、
「知っていること」自体は
増えていきます。
けれども、
それを「使える形」にする
練習が足りないと、
どこかで止まってしまうのです。
たとえば英語でも、
単語は覚えているのに
文章になると書けない。
文法は分かっているのに
テストで使えない。
こうしたことは、
とてもよく起こります。
また思春期の時期は、
「間違えたくない」
「どう見られているかが気になる」
という気持ちも強くなるため、
回路がつながっていない部分で、
より止まりやすくなるのです。
では、どうすればよいのでしょうか。
大切なのは、
無理に頑張らせることではなく、
「回路がつながる環境」を
整えてあげることです。
たとえば、
音読のように「流れ」を感じられる学習。
短い時間でも、繰り返し取り組むこと。
そして何より、
安心して取り組める空間。
この3つがそろうことで、
「点」が「線」になり、
やがて
自然な「流れ」へと変わっていきます。
するとお子さまは、
「できた」という感覚を少しずつ
つかみ、
自信へとつながっていきます。
お母さん。
もし今、不安を感じておられるなら、
「この子はやる気がないのではない。
ただ、まだ回路が
つながっていないだけなんだ」
そう考えてみてください。
その視点が、
思春期という大切な時期を、
やさしく
支えていく力になるはずです。
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代表 福田秀一