【歴史シリーズ③|明治維新で、武士はすぐにいなくなった?】
「明治維新で、武士の時代が終わった」
そう聞くと、明治時代になったとたんに、武士がいなくなったように感じませんか?
でも実際には、武士だった人たちの身分や暮らし、特権は、何年もかけて少しずつ変わっていきました。
1871年には「散髪脱刀令」が出され、士族でも刀を差さなくてよいとされました。
そして1876年には「廃刀令」が出され、軍人や警察官など一部を除いて、原則として刀を身につけることが禁止されます。
さらに同じ1876年には、華族や士族などに支給されていた家禄などを廃止する「秩禄処分」も行われました。
つまり、
「明治維新=その日から武士がいなくなった」
というわけではありません。
刀、収入、身分など、武士を取り巻く仕組みが少しずつ変わり、武士の時代が終わっていったのです。
歴史は、一つの年号だけを見ると分かりにくいことがあります。
「その前に何があった?」
「そのあと何が変わった?」
こうして出来事をつなげてみると、歴史の流れが見えやすくなります。
年号だけでなく、「何がどう変わったのか」を見てみる。
そうすると、明治時代が少し違って見えてくるかもしれません。