「アイデアさえあれば成功できる。」そんな考え方は、これからの時代には通用しなくなるかもしれません。
7月15日付日経新聞では、一橋大学が「デザイン思考」と「データ分析」を融合した新しい教育に取り組んでいることが紹介されていました。デザイン思考とは、相手の立場に立って課題を見つけ、新しい価値を生み出す考え方。一方、データ分析は、感覚だけに頼らず数字を根拠に判断する力です。一橋大学では、この二つを結び付けることで、社会課題を解決できる経営人材の育成を目指しています。企業との実践的なプロジェクトを通じ、課題発見から企画、検証までを繰り返しながら学ぶ教育は、これからの時代を象徴する取り組みといえるでしょう。
この内容を読み、「大学生だから必要な学び」と感じた方もいるかもしれません。しかしその土台は小学生の頃から育てることができます。
例えば「どんな商品なら喜んでもらえるだろう」と相手を考える力はデザイン思考です。そして、「いくらなら買ってもらえるか」「利益はどれくらい残るのか」を考えることはデータを使った意思決定です。この二つを行き来しながら試行錯誤する経験は、将来どんな仕事に就いても役立つ力になります。
AIが瞬時に答えを出せる時代だからこそ、人にしかできない「問いを立てる力」と、数字を基に判断する力の価値はますます高まります。知識を覚えるだけではなく自分で考え行動し結果を振り返る経験こそが、本当の学びなのではないでしょうか。
6月28日に開催した**「1Dayビジネスチャレンジ武蔵小杉」**では、定員いっぱいとなる12名の小学生が参加し、商品企画から価格設定、販売、決算までを一日で体験しました。販売中には「思ったより売れない」「値段を変えてみよう」「もっとお客さんに声をかけよう」と、自分たちで改善を重ねる姿が見られました。保護者の方からも「帰宅後も利益の話や商品の選び方を家族で話していました。学校では得られない貴重な経験でした」と嬉しい感想をいただいています。
次回の**「1Dayビジネスチャレンジ武蔵小杉」は8月30日(日)**開催です。対象は小学生限定、申込締切は8月27日。子どもたちは「売る」という体験を通して、アイデアを形にする力と数字で考える力の両方を身につけていきます。この夏、お子さまが未来につながる一歩を踏み出す機会として、ぜひご参加ください。
「地域活性化」という言葉を聞くと多くの人は企業誘致や観光振興、行政の取り組みを思い浮かべるかもしれません。しかし7月15日付の日経新聞で紹介されていた**「茨城フロッグス」**の記事は、その常識を覆す内容でした。
茨城フロッグスは、地域の未来を担う若者を育てるイノベーター育成プログラムです。世界で活躍する起業家や投資家、クリエイターから学びながら、地域や社会の課題を見つけ、自ら解決策を考え、実践まで行う約半年間のプログラムを展開しています。その目的は、単に起業家を育てることではありません。**「地域から挑戦する人材を育て、その人材が再び地域を活性化する循環を生み出すこと」**にあります。企業や自治体、教育機関も連携し、若者の挑戦を地域全体で支える仕組みづくりが進められています。
この考え方は、とても示唆に富んでいます。
地域を元気にするのは、完成された大人だけではありません。小さな挑戦を積み重ねた子どもたちが、10年後、20年後に地域を支える存在になっていく。そのためには、「失敗しない子」を育てるのではなく、「挑戦できる子」を育てることが大切なのです。
YADORI-BAも、この考え方に深く共感しています。
私たちが目指しているのは、ビジネスを教える教室ではありません。地域の資源や人とのつながりを生かしながら、「自分で考え、行動し、地域に新しい価値を生み出せる子ども」を育てることです。子どもたちが地域の課題を知り、「自分なら何ができるだろう」と考える経験は、地域への愛着や当事者意識を育てます。未来の地域活性化は、大人だけでつくるものではなく、子どもたちと一緒につくるものだと考えています。
実際に開催している**「1Dayビジネスチャレンジ」**でも、子どもたちは商品を考え、価格を決め、お客様に販売し、利益を振り返ります。一見すると小さな体験ですが、「相手に喜んでもらうにはどうしたらいいか」を考える経験は将来の地域づくりにもつながる大切な学びです。
次回の**「1Dayビジネスチャレンジ武蔵小杉」は8月30日(日)**に開催します。対象は小学生限定、申込締切は8月27日です。
将来地域で挑戦する子どもを育てたい。そんな願いを持つ保護者の皆さまへ。この夏の一日が、お子さまにとって未来への第一歩になるかもしれません。ぜひ一緒に、新しい挑戦を始めてみませんか。