先日の野球肘チェックで、OCD(上腕骨小頭離断性骨軟骨炎)が疑われる選手を早期に発見することができました。
保護者の方からは、
「痛みもなかったので全く気付きませんでした。」
というお声をいただきました。
実は、OCDは初期には痛みがほとんど出ないことも多く、普段通り練習や試合に参加できてしまうケースがあります。
そのため、痛みが出てから受診する頃には病状が進行していることも少なくありません。
だからこそ、私たちは野球肘チェックを「異常を見つけるため」だけではなく、「安心して野球を続けるための確認」と考えています。
野球は子どもたちにとって大好きなスポーツです。
だからこそ、
「もっと早く見つかっていれば…」
という後悔を少しでも減らしたい。
その想いで、一人ひとり丁寧にエコー検査を行っています。
野球肘は、投球数だけが原因ではありません。
✔ 投球フォーム
✔ 身体の柔軟性
✔ 肩甲骨や股関節の動き
✔ 成長期の骨の状態
✔ 練習量や疲労の蓄積
さまざまな要因が重なって起こります。
そのため、肘だけを見るのではなく、選手全体を評価しながら必要なアドバイスを行っています。
「まだ大丈夫」
「痛くなったら病院へ行けばいい」
そう考えている間にも、肘の中では変化が起きている可能性があります。
野球肘は早期発見・早期対応が何より重要です。
当院では今後も地域の野球選手が安心してプレーを続けられるよう、野球肘チェックや啓発活動を継続してまいります。
チーム単位での野球肘チェックのご依頼や、保護者の方向けの説明会なども対応しております。
未来ある子どもたちの肘を守るために、一緒に予防に取り組んでいきましょう。