想像を育む美術教育
長年にわたりアート活動の実務と教育に携わる一方、美術教育を通じた人間形成を研究・実践してきました。
高校、支援学校、専門学校や大学でのデザイン教育、教育学部では専門科目である「美術の理解」を担当に加え、支援学校での美術教育による活動や発達に課題のある子どもたちへの支援を通して、「想像はすべての学びの基盤である」という教育理念を探究してきました。
研究テーマは、美術教育と認知発達、創造性、非認知能力、教育心理学、発達心理学、アート思考など多岐にわたり、「描くこと」が子どもの認知機能や自己効力感、問題解決能力、社会性の発達に及ぼす影響について実践研究を続けています。
近年は、美術教育を単なる技能習得ではなく、「認知し、想像し、創造する力を育む教育」と位置づけ、発達支援、デザイン教育、地域教育を融合した独自の教育プログラムを構築。子ども一人ひとりの個性を尊重し、主体的に学び続ける力を育む教育実践を展開しています。子どもの美術教育は、単に絵を描く技術や工作技術を習得するための学習ではありません。本質的な価値は、子どもが「想像する」という内的活動を通して、新しい意味や価値を創造する過程にあります。近年の美術教育研究では、作品の完成度以上に、発想・試行錯誤・振り返りといった創造プロセスそのものが学習の中心であることが重視されています。
想像から生まれる創作活動は、美しい作品を完成させることだけを目的とした教育ではありません。その本質は、子どもが「考え」「感じ」「試し」「表現する」過程そのものにあります。
教育心理学は主体的な学びと自己効力感の形成を、認知心理学は思考・記憶・実行機能の発達を、行動心理学は適切な環境やフィードバックによる挑戦行動の促進を示しています。これらの知見を総合すると、想像を中心とした美術教育は、創造性だけでなく、認知能力・非認知能力・社会性を含めた子どもの総合的な発達を支える教育であると位置付けることができます。私どもの美術教育研究でも、創造の「過程」を重視する教育が、これからの社会で求められる創造的人材の育成につながると考えています。
- 経歴
奈良学園大学 人間教育学部 非常勤講師・トライ式高等学院 烏丸御池校 講師
東大阪市民美術センター 美術講師・京都市立芸術大学 美術教育研究会
子ども美術教育研究会・公益財団法人 教育美術振興会・京都創生推進フォーラム
京都文化振興友の会会員・京都文化芸術•コアネットワーク・日本美術教育学会・日本教育心理学会
京都市立衣笠小学校にて保護者向けにアート講座
京都市立西総合支援学校アートによるサマースクール開講
京都松井ケ丘保育園にて3歳児に落書き遊び
医療法人 三幸会 うずまさクリニック(障害者ディサービス)アートのワーク
大阪高槻市地域子育て拠点NPO法人ハイネにて親子で楽しめる工作教室開
大阪府茨木市立三島中学校職業体験学習(デザイン業)
不登校児参加のスケッチ会(京都大覚寺にて)
京都市立北総合支援学校 美術によるワークショップ開催
マッチ箱展 平成30年3月開催 (0歳児から高齢者、障害者、各幼稚園、保育園、小中学校、通信高校、支援学校が参加)1500個集まる。(無地のマッチ箱に絵を描く)
隔たりのないアート展(アートで格差のない社会づくりの実現を目指して)(平成31年3月開催)
ひきこもり・障害者をアート指導による自立支援(KHJ全国ひきこもり家族会連合会に参加)
2016年 京都社会福祉士協議会西院支部にて機関誌にて活動を特集として開催されました。
2016年京都αステーションにてゲスト出演。
2022年7月イオンモール奈良登美ヶ丘店にてイベント「創造」奈良学園大学人間教育学部学生とともに開催。
2022年12月京都リビング新聞特集「アートの力」に活動を紹介される。
第4回マッチ箱アート展 2023年11月滋賀県湖南市菩提寺まちづくり協議会 子ども育成委員会・支えあい推進員と共催
2024年10月大阪府吹田市立市民公益活動センターにて、発達に課題のある子どもたちの作品展開催。
2025年2月大阪府吹田市立市民公益活動センターにて、アートの活動を指導員として活動しました。
2025年8月~9月京都市ひきこもり支援事業補助金事業「アートキャンプ京都」開催。
2025年4月から社会福祉法人 慶徳会にて毎月祭日に美術教室開講。(現在も継続中)
2026年8月~9月京都市ひきこもり支援事業補助金事業「アートキャンプ京都」開催。
- 表彰実績
作品が朝日新聞社賞、読売新聞社賞など数多く受賞。
また、仕上げた掛け軸が伊勢神宮きて展示された。